ThinkPadのキーボード
ThinkPad X1 Carbon(2018)を使用しています。
ThinkPadのキーボードの打ち心地は好きです。
左右の矢印キーを押そうとしたときにPage Up / Page Downキーを間違えて押してしまうことがあります。

何か良い方法はないかと調べているとAutoHotkeyというソフトウェアを見つけました。
これを用いてPage Up / Page Downキーを無効化してみたいと思います。
AutoHotkey
AutoHotkeyとは
簡単に言うとキーボードを自分好みにカスタマイズできるソフトウェアです。
AutoHotkey Wikiより引用
- AutoHotkeyはホットキーへの機能の割り当てなど常駐ソフトの作成に特化したスクリプトエンジン。
- 任意のキーの割り当て変更、マクロ、ウインドウ操作 …
AutoHotkeyをインストール
- AutoHotkey.comにアクセスします。[Download]をクリック
- [Download Current Version]をクリック
- [Express Installation]をクリック
- インストール完了です。[Exit]をクリック
設定方法
- デスクトップ or エクスプローラー上で右クリック
- わかりやすい名前を付ける
- 2で作成したAHKファイルを右クリック → [Edit Script]
- デフォルトではメモ帳が開かれます。文字をすべて消します。
- 下記のように記述して[上書き保存](Ctrl + S)してください。
PgUp::Return PgDn::Return
- AHKファイルを右クリック → [Run Script]
- ステータスバーにこのようなアイコンがでていれば実行中です。
- 停止方法
アイコンを右クリック → [Exit]
スタートアップに登録する
このままではPCを再起動するとスクリプトファイルは終了してしまいます。
Windowsの機能を利用して再起動時に自動で実行するように設定していきます。
- ショートカットを作成
右クリック → ショートカットの作成(S)
- エクスプローラーを開いて[スタートアップ]と入力し[Enter]キーを押す
C:\Users\(UserName)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startupにあります。
- ショートカットをスタートアップフォルダに移動する
これでPage Up / Page Downが無効化されました。
さらにカスタマイズ
Macの日本語キーボード
Macの日本語キーボードには[英数] / [かな]というキーがあります。
- [英数]を押すと半角入力になります。
- [かな]を押すと全角入力になります。。
Windowsの[半角 / 全角]キーは押すたびに半角と全角が切り替わってしまいますが、Macの[英数]は何度押しても半角、[かな]は何度押しても全角になります。
「あれ?今、半角?全角?」ってなったときにとりあえずキーを押せばOKというメリットがあります。
ThinkPadのどのキーを割り当てるか問題

私は意図的に[無変換] / [変換]キーを使用したことがないので、こちらを置き換えていきたいと思います。
Macも所有しているのでよく間違えて[無変換] / [変換]キーを押してしまいます。
ついでに、[変換]キーの横にある[カタカナ / ひらがな]キーは邪魔なので無効化したいと思います。
- 変換 → 半角(英数)
- 無変換 → 全角(かな)
- カタカナ/ひらがな → 無効化
解説
karakaram-blog – WindowsのAlt空打ちで日本語入力(IME)を切り替えるツールを作った
上記のブログを参考にさせていただきます。
こちらのスクリプトは左右の[Alt]キーを空打ちすることで半角 / 全角を切り替えられているようです。
このスクリプトを改良したいと思います。
- GitHub上にソースコードが公開されているのでダウンロードして解凍します。
- alt-ime-hk.ahkファイルを編集します。(リネームしてもOK)
- 一番下の部分を削除します。
- 削除した部分にこのように書き込みます。
; 無変換 IME OFF(半角) vk1D::IME_SET(0) ; 変換 IME ON(全角) vk1C::IME_SET(1) ; カタカナ ひらがな ローマ字 キーを無効 vkF2::Return
- スタートアップにショートカットを配置して起動時に実行するようにする。
- 編集したahkファイルはIME.ahkと同じフォルダ内に配置してください。
- スタートアップにIME.ahkのショートカットは配置しなくてOKです。